関東地区では2004年12月、警視庁が首都圏の鉄道事業者及び軌道経営者に対し、女性専用車両の導入率が低いとして要望書の提出を行った。
また、翌2005年3月28日に国土交通省の北側一雄大臣(公明党)の提唱で開かれた「女性等に配慮した車両の導入促進に関する協議会」第2回会合で、
JR東日本と関東の大手私鉄である東京急行電鉄・小田急電鉄・京王電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道・東京地下鉄・東武鉄道・西武鉄道と都営地下鉄が同年5月9日から新たに朝のラッシュ時の上り電車に女性専用車両を設定することが発表された。
この一斉導入では、小学生以下および身体の不自由な男性客の単独乗車を認めることとなった。
その理由として、身体が不自由な男性が単独で乗車できず、女性専用車両より圧倒的に混雑している一般車両への乗車を余儀なくされたために駅員と口論になったトラブルなどの改善策であると推測されている。なお、京阪と阪急を含む関西私鉄では、男性の場合でもこれを認める制度が存在していた。
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