フィリピンマニラの国鉄について
フィリピンマニラの鉄道
大きく2つある
1980年代半ばから作られているLRTやMRTと呼ばれる
高架鉄道
ともう1つは国鉄線である。
国鉄線は
首都マニラを起点に
・北線(マニラーサンフェルナンド・ラユニオン間)266キロ
・南線(マニラーレガスピ間)474キロ
・通勤線(サンフフェルナンド・パンパンガ州ーマニラ経由ーカルモナ間)103キロ
から成り立っている
(北線は事実上廃線状態・通勤線は北線・南線重複部分を除くとサンペドローカルモナ間3キロのみ。運行情報はフィリピン国鉄のホームページに記載なし))
そのフィリピン国鉄の車両、
マニラ近郊列車を中心に
列車の屋根が三角屋根になっている
デザインの凝った車両!?
答えはNO
実は苦肉の策とも言える
屋根の上などに乗る乗客(ダダ乗り乗客)を防ぐための策である。
ではなぜ日本では考えられない屋根にのぼるという無賃乗車が
多かったのか?
フィリピンの国鉄線は
新型交通MRTやLRTと違い
貧困層の多く住む地域を走る。
(特にマニラ市内)
このような社会的状況・・・
案の定、屋根の上に乗り運賃支払いを免れる
ただ乗りも多発した
そこで、列車の屋根を三角屋根にした。
三角屋根なら人が乗りづらく諦めるだろうと。
ちなみに三角の屋根のてっぺんも
またがって乗らないようにとがっている。
この策が功を奏し、ただ乗りが激減した
しかし、日本以上に貧富の差が激しい。
フィリピン首都マニラを中心に
フィリピン国鉄沿線には
スラム街が、未だ多数存在することも事実。
根本的な解決はこれからだ。
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