1964年(昭和39年)と言えば東京オリンピックが開かれた年(10月10日開幕。1999年までは体育の日。現在は10月の第二月曜)。その少し前10月1日、旧日本国有鉄道(国鉄)日に営業運転を始めた。東海道新幹線が発祥路線である。
その1964年の東海道新幹線開業時に開発された初代の新幹線電車が
なんと鉄道発祥の地で、殿堂入りを果たしたのだ
初代新幹線は、新幹線0系電車(しんかんせん0けいでんしゃ)と呼ばれ
1964年から1986年までの38次に亘り、東海道・山陽新幹線用車両として改良を重ねつつ、合計3,216両(16両編成に単純換算して201本分)が製造された。
航空機に範をとった丸みのある先頭形状と、青・白塗り分けのスマートな外観で、人々から広く親しまれた。
殿堂入りとは具体的に何なのか!?
2001年イギリス・ヨークの国立鉄道博物館に先頭車1両(22-141)がJR西日本によって寄贈された。
ここでイギリス・ヨークの国立鉄道博物館がどんな博物館なのかを紐解いてみる
イギリス国立鉄道博物館は、
1975年に現在の場所にオープン。
ヨーク鉄道駅に隣接する3つの車両庫を展示ホールとして活用し、
100両を超える機関車と、約200両の客車・貨車などの他に数十万もの鉄道関連アイテムが収蔵されている。
鉄道博物館の規模としては世界最大級で
常設展示には王室専用列車などがあり、
毎年75万人もの来場者がある。
展示されている車両のほとんどは、かつてイギリスの鉄道で使用されていたものである。
イギリスだけでなく世界的に見ても
世界最大級の博物館
そして鉄道発祥の地イギリス
に日本の初代新幹線が展示されているのだ
*****トリビアプラス******
既に大半が廃車され完全引退も近いと言われる
しかし
歴史的価値が高く、映画・ドラマ撮影等で多く使われる人気車両でもある。
そのため、将来は定期運用を完全引退してからも数編成を動態保存してイベント走行などに充てることが発表されている。
定期運行からは引退しても、その雄姿は
しばらく見られそうだ